今日はyahooニュースで取り上げられていたスティーブンス・ジョンソン症候群(以下SJS)について自分の復習も兼ねて書いてみようかと思うのです。
<風邪薬で副作用死>皮膚疾患が悪化 2年半で131人死亡http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/medicines/?1338206319
SJSはその名の通り米国の小児科医スティーブンス氏とジョンソン氏によって報告された疾患です。
眼や口腔粘膜、皮膚など非常に広い範囲で多型滲出性紅斑が現れます。多くは薬剤の副作用ですが、単純性疱疹、マイコプラズマ感染症などの感染が原因のこともあります。
特に薬剤の副作用が原因の場合、重篤なアレルギー疾患であり死に至ることもあるそうです。
報告の多い薬剤は、アロプリノールなどの痛風治療薬、サラゾスルファピリジンなどのサルファ剤と呼ばれる抗生剤の一群、カルバマゼピン、フェニトインなどの抗てんかん薬などです。
また、ドラッグストアなどで販売される風邪薬に含まれる有効成分のアセトアミノフェンなど非常に多くの薬剤でSJSの発症の可能性があるので、もしSJSの疑いがある症状を自覚したら早めに薬の使用を中止してドクターまたは薬剤師に相談しましょう。
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